補いの詩
若き日は
短所が刺となり
言葉がぶつかり合う日々だった
片付けが苦手なあなた
料理が苦手な私
不器用な二人が
同じ空を見上げていた
時が流れ
子どもたちは巣立ち
静かな家に残されたのは
あなたと私、そして日々の暮らし
気づけば
短所は欠点ではなくなり
あなたの片付けない手は
私を自由にしてくれる手となり
私のぎこちない料理も
あなたの笑顔で味付けされる
補い合うことで生まれる調和
それはまるで
冬の寒さと春の陽気が交わるように
世界を優しく包み込む
夫婦も、家族も、社会も、世界も
この補いの精神で歩んでいけたなら
争いは消え、愛が満ちるだろう
あなたと私が紡ぐ日々のように
『夢は年齢とともに、いつでも輝き続ける』
みなさん、お元気ですか?今日は、私が今どんな生活をしているのか、そしてみなさんに伝えたいことを書きたいと思います。
私は現在、前職の知り合いや縁のある方々と一緒に音楽活動をしています。ギター、朗読、フルートという一見アンバランスな組み合わせのバンドで、地域や施設で演奏を行い、多くの方々に喜んでいただいています。メンバーはほとんどが教員仲間で、定年退職後も音楽を楽しむ素敵な先輩方ばかりです。この活動を通じて新しい出会いがあり、地域に貢献しながら音楽の楽しさを共有しています。
振り返ると、5年前の自分には今の生活は想像もできませんでした。教員時代、生徒のみなさんに「私には夢がある」と話したことがあります。その時、みなさんから「その年で夢があるの?」と笑われたことを覚えています。でも、その言葉に少しショックを受けたのも事実です。夢は若い人だけのものではありません。私はこれまで、年齢を問わず夢を追い続ける人たちの素晴らしい姿をたくさん見てきました。そして、それをみなさんに伝えたかったのです。
今、みなさんがどんな道を歩んでいるか分かりませんが、それぞれの夢に向かって頑張っていると信じています。そして、夢は変わることもありますが、それでも持ち続けることが大切だと思います。私も音楽という夢を通じて、新しい人生を楽しんでいます。これからも夢を持ち続け、一緒に成長していきましょう。
皆さんの未来が輝かしいものであることを心から願っています!
似たもの同士
鏡のような娘と私
隣にいるだけで なぜかぶつかる
良かれと思い 言葉を投げれば
同じ形の言葉が 返ってくる
「どうして?」と問いかけてみると
その答えは 静かに心に響く
イライラする理由はひとつ
娘の中に 私がいるから
親子だからこそ 似てしまうのだろう
目の前の彼女は 私の影
娘を見つめるその瞬間
私は自分を見つめ直す
未完成な私たちが
一緒に完成へ向かう日々
お金と時間、そして本当の豊かさについて
フルタイムで働いていた頃、私の生活は一見「充実」しているように見えました。
毎月安定した給料が振り込まれ、欲しいものは欲しい時に買うことができる。保険代やサブスク代、交際費やサプリメント代なども気にせず支払っていました。
経済的には何不自由ない生活でしたが、その一方で、時間は全くありませんでした。
仕事と家との往復だけで日々が過ぎ去り、体は常に疲れていました。その疲れを補うためにエナジードリンクを手放せない日々。
それでも「これが普通なんだ」と自分に言い聞かせていたのです。
しかし、ある時ふと立ち止まりました。
この生活、本当に自分が望んでいるものだろうか?そう問い直した結果、私は思い切って仕事を辞める決断をしました。
仕事を辞めたことで収入は大幅に減りました。以前の3分の1、いや4分の1ほどになったでしょうか。
でも不思議なことに、その変化は私の生活を貧しくするどころか、むしろ豊かにしてくれたのです。
お金が減ったことで私は「本当に必要なもの」を考えるようになりました。欲しいものも一度立ち止まって吟味し、本当に必要だと思えるものだけを買うようになりました。
以前は当たり前のように払っていた保険代やサブスク代も見直し、交際費やサプリメント代も削減しました。
その結果、不思議と収入以上の支出をすることがなくなり、貯金額も減ることはありませんでした。
そして何よりも大きな変化は「時間」が手に入ったことです。体が疲れることもなくなり、疲れたら休むという贅沢な選択肢が生まれました。時間があるからこそ、自分のペースでやりたいことを計画的に進められるようになり、大切な人たちとも心ゆくまで会話を楽しむことができるようになりました。
今振り返ると、以前の私は「お金がある=豊かさ」と信じていました。
しかし今では、「時間こそが本当の豊かさ」だと心から感じています。
もちろん、お金が全く必要ないとは言いません。でも、お金だけでは得られない幸福や満足感が確かに存在するのです。
最近では、この生活を通じてひとつの夢を見るようになりました。
それは、もしもっと多くの人がこうした生き方を選べるようになったらどうなるだろうということです。お金や物質的な豊かさだけを追い求めるのではなく、自分自身や周囲とのつながりを大切にする生き方。
それはきっと、人々がお互いにもっと会話し、協力し合いながら暮らす世界につながるでしょう。そしてその結果、人々はより平和で幸せな社会を築けるのではないでしょうか。
今の私には、多くのお金はありません。でも、それ以上に大切なものを手に入れたと胸を張って言えます。本当の豊かさとは何なのか――それを問い直すきっかけとなったこの経験に心から感謝しています。
『時を超えて紡ぐ、愛おしき絆 〜トイプードルとの14年〜』
『心が折れそうなあなたへ ―― 一年前の私から伝えたいこと』
一年前の私は、毎日が戦場でした。
フルタイムで働き、時間に追われ、
自分の心と身体を顧みる余裕なんてありませんでした。
朝起きて仕事へ向かい、帰宅して倒れるように眠る。
その繰り返しの日々。
頑張っているはずなのに、
何かが満たされない。
疲弊している自分に気づきながらも、
「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでいました。
でも今、私は全く違う生活を送っています。
一年前には想像もできなかった穏やかで充実した日々です。
自分の心が整い、周りの人や出来事に感謝できるようになりました。
この変化は、私自身が一歩立ち止まり、自分を見つめ直す時間を持ったことから始まりました。
- あなたの「今」は未来への種
もし今、あなたががむしゃらに頑張っていて、心が折れそうだと感じているなら、
その気持ちは痛いほどわかります。
でもどうか知っていてください。
「今」の苦しみや努力は決して無駄にはなりません。
それは未来のあなたを支える大切な種になるからです。
私も当時は気づけませんでした。
でも振り返ってみると、あの時期があったからこそ、今の私があります。
あの苦しい日々があったからこそ、小さな幸せや感謝の気持ちを心から感じられるようになったのです。
自分を許し、大切にすること
「頑張らなきゃ」と思う気持ちは素晴らしいものです。
でも、頑張るだけではなく、自分をいたわることも同じくらい大切です。
時には立ち止まってください。
そして、自分自身にこう問いかけてみてください。
「本当にこれでいいの?」
「私は何を大切にしたいんだろう?」と。
答えはすぐには見つからないかもしれません。それでも、その問いかけがあなたの心を少しずつ解放してくれるはずです。
そして、自分を許してください。
「頑張れない日」があってもいいんです。
「休むこと」もまた、大切な前進なのです。
- あなたにも訪れる「感謝」の日々
今の私は、一年前には考えられなかったほど感謝の気持ちで満たされています。身近な人たち、一杯のお茶、空の青さ――どんな小さなことにも幸せを感じられるようになりました。
それは特別な何かが起こったわけではなく、自分自身と向き合い、自分を大切にする時間を持てたからだと思います。
だからどうか信じてください。あなたにも必ずその日が訪れます。
今は苦しいかもしれません。でもその先には、きっと穏やかな光が待っています。
その光に向かって、一歩ずつ進んでみてください。そして時には立ち止まり、自分を抱きしめてあげてください。
あなたは一人じゃありません。この文章を読んでくださったあなたに、少しでも希望や勇気が届けば幸いです。
『母の愛は、時を超えて』
若いお母さんたちへ
子育ての日々は、喜びと不安が入り混じる旅路です。
私も皆さんと同じように、悩み、迷い、時には後悔しながら歩んできました。
朝早くから夜遅くまで働き、子育ての多くを夫に任せていた日々。
「これでいいのだろうか」という思いが、常に心の片隅にありました。
でも、大切なのは量ではなく質なのだと、今になって気づきました。
たまの長期休暇に娘と過ごした2人旅。
その時間は、かけがえのない宝物となっています。
最近、夢の中で成長した娘と過ごす日々を見るようになりました。夢の中の娘は、優しく私に話しかけてきます。
「母さん、早くしたくするよ~」 「お昼ごはん、何食べる?」
この夢は、きっと私の心が教えてくれているのです。
今までの関わり方が間違っていたわけではないと。
そして、これからも娘との関係を育んでいけると。
若いお母さんたちへ。
完璧な子育てなんてありません。
仕事と育児の両立に悩むこともあるでしょう。
でも、あなたの愛情は確かに子どもに届いているのです。
たとえ今は十分な時間が取れなくても、その分質の高い時間を過ごすことはできます。
短い時間でも、心を込めて子どもと向き合えば、それは大切な思い出となります。
そして、子育ては終わりがありません。
子どもが成長しても、親子の絆を深める機会は無限にあるのです。
今この瞬間を大切に。そして、これからの関わりを心から楽しんでください。
あなたの愛は、必ず子どもの心に届いています。
子育ての道のりは長く、時に険しいものです。
でも、その先には必ず温かな光が待っています。一緒に、この素晴らしい旅を楽しみましょう。
あなたは、素晴らしい母親です。